放射性物質を一定量摂取すれば、その量に応じた発がんの確率が上がる(これを、発がんリスクという)。がんによる死亡のリスクも上がる。この近似は、閾値なし直線近似と言われるもので、これが全く正しいかどうかは別として、安全側推定の考え方としてこの近似を使って、発がん性があると思われている物質の微量な暴露による影響を評価している。
こういう場合、確率は100万分の1でも、100万人の内の1人になりたくないから、問題は確率ではない、100万人の中であろうと、1000万人の中であろうとその1人になるかもしれないから、怖いという人がいる。
確率と、個人の病気が違う意味を持つことはよく分かる。かつて、BSEの問題を考えた時も、その影響が変異型クロイツフェルトヤコブ病という非常に重い病気だったので、そのことについて考えた。
その確率を計算した時、とんでもなく小さな数字だったので、良かったと思ったのだが、これが1万分の1とか、1,000分の1とかだと、政策は確率で決めるべきだが、onとoffの違いが際だって、onは誰にいくの?みたいなことを考えると、意思決定は辛いだろうなと思った。とにかく、数字が小さくて良かった、その時、それが救いだった。
その点、がんは割合確率で考えやすいところがある。放射線以外の影響で、既に1/2とか1/3とかの確率をもっている。だから、このことだけでonとoffになるのではなく、全体の生き方や環境の中でonとoffがある。
いや、むしろonとかoffでなく、皆で長い道のりを歩いている、そのどこかに自分がいる、そこにこの影響が加わると、その分少し押される感じだからである。このことだけでonとoffが決まらないので、いや、onとかoffではなく、ある種の連続体なので、まさに確率とか、損失余命という尺度でリスクをimageできるのである。
こういう背景を知って頂いて、是非とも、放射線に関するリスク管理では、リスクの意味を考えて運用してほしいし、多くの人が不安をもっているので、そのリスクをきちんと伝え、また減らす王道の政策を実行してほしいと思う。
こういう場合、確率は100万分の1でも、100万人の内の1人になりたくないから、問題は確率ではない、100万人の中であろうと、1000万人の中であろうとその1人になるかもしれないから、怖いという人がいる。
確率と、個人の病気が違う意味を持つことはよく分かる。かつて、BSEの問題を考えた時も、その影響が変異型クロイツフェルトヤコブ病という非常に重い病気だったので、そのことについて考えた。
その確率を計算した時、とんでもなく小さな数字だったので、良かったと思ったのだが、これが1万分の1とか、1,000分の1とかだと、政策は確率で決めるべきだが、onとoffの違いが際だって、onは誰にいくの?みたいなことを考えると、意思決定は辛いだろうなと思った。とにかく、数字が小さくて良かった、その時、それが救いだった。
その点、がんは割合確率で考えやすいところがある。放射線以外の影響で、既に1/2とか1/3とかの確率をもっている。だから、このことだけでonとoffになるのではなく、全体の生き方や環境の中でonとoffがある。
いや、むしろonとかoffでなく、皆で長い道のりを歩いている、そのどこかに自分がいる、そこにこの影響が加わると、その分少し押される感じだからである。このことだけでonとoffが決まらないので、いや、onとかoffではなく、ある種の連続体なので、まさに確率とか、損失余命という尺度でリスクをimageできるのである。
こういう背景を知って頂いて、是非とも、放射線に関するリスク管理では、リスクの意味を考えて運用してほしいし、多くの人が不安をもっているので、そのリスクをきちんと伝え、また減らす王道の政策を実行してほしいと思う。
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